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ピンク・ベルベットワーム(Opisthopatus roseus)

前記事でカギムシの2科49属をざっくりと紹介したので、
ここからはより具体的に、世界にはどんなカギムシがいるのか、
カギムシの1種1種にスポットを当てて、紹介していきたいと思います。

第1回の本記事で扱うのは、
Pink Velvet WormOpisthopatus roseus です。

科:ミナミカギムシ(ペリパトプシス)科
属:オピストパトゥス属 Opisthopatus

ARKive photo - Pink velvet worm
(※リンク先:絶滅危惧種の写真を公開しているサイト)

直訳すると「モモイロカギムシ」になるでしょうか。
1945年に南アフリカ共和国で発見され、1947年に新種として記載された本種は、
鮮やかな紅の体色が特徴的なカギムシです。

クワズールナタール州のNgele山地林の落ち葉や朽木の間に生息しており、
寿命は6-7年程度と推測されています。
肢の数は18対。体長は4cm程度。
胎生種なので、メスは卵ではなく子どもを産みます。
2011年の研究によると、性比は圧倒的にメスが多いようです。

これまでに本種の生息が確認されているのは、Ngele山地林のみ。
(※カギムシの1種1種の分布域は、一般的にとても狭いです)

この森は、6.93平方kmほどの決して大きくはない森で、
伐採や外来植物の侵入、道路による分断化に晒されています。
そのため、生息地を脅かされているこのカギムシは、
IUCNのレッドリストにおいて「Critically Endangered」に指定されています(2013年現在)。
近い将来に絶滅する危険性が極めて高い、とされているのです。

このカギムシが現在、どれだけの数・密度で生存しているかは分かっていません。
本種の他にも絶滅危惧種を複数抱えるこの森が、保全されることを願います。

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【外部リンク/参考文献】
IUCNレッドリスト2012(Opisthopatus roseus
http://www.iucnredlist.org/details/15389/0
Opisthopatus roseus の遺伝的変異に関する論文(Daniels 2011)
http://africanzoology.journals.ac.za/pub/article/view/114
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